「贅沢してないのにお金が貯まらない」という人にありがちなこと
景気は少しずつ回復傾向にあるとはいえ、まだまだ生活の向上を実感できているという人は少ないようです。
むしろ20~30代くらいの若い世代では同年代格差が広がっている傾向が見られており、着実に貯蓄をしている人は若いうちから数百万円ものお金を貯めることができている一方、30歳を超えてもほぼ貯蓄が0円という人もいます。
30歳前後になっても貯蓄額が10万円以下というようなほぼ0円貯蓄の生活をしている人は世代全体の2~3割程度はいると見られており、以後の生活にも大きな差がついていくことが考えられます。
しかしこうした貯蓄額格差というのは必ずしも収入額に依存しているというわけではありません。
大企業に就職し、月収も30万以上でボーナスありという同年代で比較していわゆる「勝ち組」に入る人であっても、貯蓄ほぼ0円という生活をしている人が少なからず見られます。
そうした人が良く口にするセリフの一つに「特に贅沢をしているつもりはないのになぜかお金が貯まらない」ということがあります。
贅沢していないのならお金が貯まるはずだろうと思うところですが、実はそうした言葉の裏側には「自分が月々何にお金を使っているか把握できていない」という問題があります。
つまり自分の意識的に「贅沢していない」と感じるのは、普段使うお金の出入りを漠然と行っているため何が贅沢で何が節約なのかわかっていないということです。
普段から節約をしている人ほど「これは贅沢だ!」という気持ちを強く持てるようになるので、お金の使い方にメリハリがつき、自分の月収からいくら位までなら貯蓄できるかを感覚的に理解できるのです。
精神的に満足できるお金の使い方をする
少し哲学的な話になってしまいますが、お金を使っているにもかかわらず「贅沢していない」と感じるのは、自分自身がどういったことに満足感を得られるかという自己分析ができていないということにつながります。
お金が貯まらない人の生活習慣としてよくあるのが、「毎朝なんとなくコンビニやチェーン系カフェで同じ飲み物を買っている」「家事が面倒ですぐに外食やクリーニングなどのサービスを利用する」「休日になるとなんとなくブラブラと買い物をしてしまう」といったことです。
自分の手持ちを把握しておらず、同じ洋服やカバンを買ってしまうことも無駄遣いに繋がります。
不要なものを捨てること、お金になりそうなものは売りに出すことで物を管理することも節約のコツです。
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これらは本当に必要でお金を使っているのではなく、垂れ流すようにお金を放出しているだけなのです。
今自分にとって何が必要か、必要でないのかということを今一度じっくり考え直してみることで、開きっぱなしになっているお金の蛇口を締めることができるのではないでしょうか。
ちょっとした生活習慣の変化が、大きな貯蓄額の変化をもたらしてくれるものです。