ざっくりとでも家計簿をつけてみましょう
これから貯蓄ができるようになりたいという人に勧めたいのが、ざっくりでもよいので家計簿をつける習慣を持つということです。
家計簿は自分の収入に対していくらくらいの生活費が必要になるかを確認するために非常に便利な手段です。
貯蓄を成功させるためには普段何気なく使っているお金の「何気なく」の部分をなくし、自分は一ヶ月にどのくらいのお金を何に使っているかということをはっきりさせることが大切です。
わかりやすい説明をしますと、普通会社勤めをしている人の場合1ヶ月に1度月給が振込されます。
すると銀行の残高を見ながら「今月はあといくら使える」といった逆算で家計を管理することができます。
そこで考えてもらいたいのが、もしその給与の振込が1年に一回、月収✕12ヶ月分の給与として行われるとしたらどうでしょうか。
おそらく残高から逆算して家計管理をしている人などは、半年も持たずにほとんどお金がなくなってしまうことでしょう。
しかし普段から自分が1ヶ月あたりどのくらいの金額が必要かわかっている人であれば、自分で1月あたりの金額を算出し12ヶ月持たせることができるはずです。
家計を管理するということは本来的にはこうしたしっかり積極的な自己管理ができるようになるということを指しており、それができるようになるとかなり貯蓄スキルも高くなります。
面倒な人はクレジットカードを利用する方法も
しかしそれまで家計簿をつける習慣がなかった人が、突然に細かくレシートから家計簿の入力や記入をするのは結構面倒な作業です。
突発的な飲み会や冠婚葬祭などレシートの出ない大きな出費があると、その先の計算ができなくなりそこで家計簿をやめてしまうようなこともよくあります。
そこで家計簿初心者はいきなり細かい記入をするのではなく、だいたいの金額で把握できるようにするというのがおすすめです。
いちいち自分で記入するのが面倒という人におすすめなのがクレジットカードを使った方法です。
今時は公共料金の支払いや少額の買い物の決済にもクレジットカードが使用でき、オンラインですぐに明細を参照することができたりします。
そのため公共料金の振込などを同じクレジットカードでまとめてしまったり、食費用のカードを別に作って用途によって簡単に金額を参照できるようにすると、ざっくりと一ヶ月にかかった金額を参照し記録として残すことができます。
普段からよく行くお店があるなら専用のカードを作ったりしてポイントを貯めればさらにお得な買い物をすることができます。
繰り返しになりますが貯蓄の基本はまずは現状把握ですので、自分の適性にあった方法をできるだけ長く続けていきましょう。