電力量の高いアイロンを使いこなす
家庭用の電力製品のうち、消費電力トップ3を挙げるとすれば「エアコン」「洗濯乾燥機」「食器洗い乾燥機」となります。
これらは毎日使用をしつつ1回あたりの電気消費量が非常に高いというところに特徴があるのですが、使用頻度が低くても1回あたりの電気消費量が非常に高い家電もあります。
一時的な電力量が非常に高い家電の代表が「アイロン」で、大きめのサイズのものの場合わずかな時間で数円~十数円という金額が発生してしまいます。
アイロンの他にも熱を生み出すタイプの家電製品は非常に消費電力が高く、「電気ストーブ」や「ドライヤー」などはつけっぱなしにしていると相当の電力を消費してしまいます。
アイロンを使用するときには上記で紹介したような非常に消費電力量が高いものとの併用はできるだけ避けて、他の電力を止めることがないように気をつけましょう。
新しいタイプのアイロンはできるだけ省電力になるように温度調節を予熱を使いながら上手にやってくれるものもあるのですが、そうしたもともとの機能だけに頼っていては上手な節電はできません。
まずはアイロンがどのように電力を多く消費するかということを理解し、その上で無駄のない使用方法を考えていくようにしてください。
予熱までじっくり熱を利用しましょう
アイロンで電気料金を節約しようとするときの最大のポイントになるのが「まとめがけ」です。
アイロンは製品の特徴として、実際に使用するまで十分に熱を高めなければいけません。
そのため実際にアイロンがけをするまでの間の温めをする時間にも電気料金が発生してしまうことになります。
そこで毎日こまめにアイロンをかけてしまうと、その最初の温めにかかる電力が毎回都度かかってしまうことになります。
できるだけアイロンの電気料金をおさえることを考えるなら、一回の温めでたくさんの洗濯物をかけられるようまとめて作業することをおすすめします。
また温めるまで時間がかかってしまうためありがちになるのが、予熱をしていることを忘れて作業まで余計な時間をとってしまうということです。
できるだけ短時間に作業をすることと、安全に使用していくためにできれば予熱時に放置をせず温まったらすぐに使用することを心がけてください。
またアイロンがけをするときの順序も重要になります。
毎回アイロンをかけるものとしては、ワイシャツ、ブラウス、スカート、ハンカチといったものが代表的です。
このとき最後の余熱でもかけられるよう、ハンカチを一番最後にしておくとわずかながら作業の時間を短縮することができます。
せっかく作り出した熱なのですから、最後の最後まで有効活用できるようにしていきましょう。