布団乾燥機は消費電力がかなり大きい
布団が干せない秋口や冬期間は、いつも布団が湿った感じがして嫌なものです。
そんなジメジメした布団を快適にしてくれる便利な家電が布団乾燥機ですが、実は非常に消費電力量の大きい製品であったりします。
そもそも熱を作り出すタイプの家電製品というのは全体的に消費電力が大きいのですが、布団乾燥機の場合は一度の使用で数時間つけっぱなしになることから一回あたりにかかる電気量は約15円程度と他の家電に比べてかなり割高です。
とはいえ布団乾燥機を使用せずにずっと湿った状態の布団を使うことは快適感が損なわれるばかりでなく、カビやダニを発生させやすくしてしまうため、長期的にはアレルギーのもとになってしまったり風邪や呼吸器系の病気を呼び込むことになってしまいます。
布団乾燥機を上手に使用していくためのコツとしては、まず消費電力が少ないタイプの製品を選んで購入するということと、できるだけ電気量を抑えることができる方法で使用するということが挙げられます。
一見同じように思える布団乾燥機ですが、実はいくつかのタイプに分かれておりどういった環境で使用するかにより一回あたりの電力量がかなり違ってきます。
電気量が少ないタイプの布団乾燥機とは
まず布団乾燥機のタイプとして最も大きい分類になるのが、本体から出たパイプから直接温風が吹き出しそれを布団の間に入れる「吹き出し型」と、パイプの先に一旦空気を入れるマットがつけられておりそのマットを挟み込むようにして使用する「乾燥バッグ型」です。
これらは吹き出した温風を一旦ストックするかどうかという違いなので、本体が出す電気使用量はそれほど違いはありません。
しかし「吹き出し型」の場合には布団に直接温風が入れられることから、温かい空気が逃げるのも早く効果的にはあまり高くはありません。
また吹き出し型は温まる範囲が少ないために、布団全体を温めるには数回位置を移動させながら使用していかないといけません。
そのため使用電力量も高くなってしまうのであまりおすすめはできないと言えます。
ですのでより短時間で効果的な布団乾燥をするためには、吹き出し型ではなく乾燥バッグがついているものを選び、さらに「ダニ退治モード」など高温を使用する時の時間が短くてすむものを探すことが重要になります。
もう一つポイントとなるのが使用方法で、「布団温めモード」と「ダニ退治モード」を上手に使い分けるということが大切です。
ダニ退治のためについつい頻繁に行いたくなってしまいますが実際には1週間に1度くらいで十分であり、普段の使用は温めモードを短時間使用するようにしましょう。
電気毛布など他の消費電力の少ない家電との併用もおすすめです。