節電—除湿機編—

夏の日差しが差し込むリビング

夏場の必需品除湿機を上手に使うためには

除湿機は梅雨の湿気がこもる時期には必要不可欠なアイテムです。
雨の日にはしっとりと室内全体が湿った感じになってしまいますし、女性では髪の毛がまとまらず何かと苦労をする点が多くなります。

そこでリビングなど人が集まる部屋には一つ大きな除湿機を使用するという家庭が多いのですが、実はこの除湿機は非常に消費電力が大きく、電気量のかかる製品となっています。

除湿機を設置する目的はもちろん室内の空気中にある水分を奪うということですが、かといってずっと除湿をしっぱなしにしてしまうと今度は室内が過度な乾燥状態になってしまいます。

そこで乾燥し過ぎを防ぐために、大手メーカーの除湿機は室内の湿度を感知して適度な湿度に保てるようなセンサー機能が付けられています。

さらに洗濯物の室内干しをしているときなどは部屋の中に嫌なニオイがこもりがちになってしまうため、除湿機能と合わせてデオドランド機能がついているという高級タイプもあり、そうしたハイスペック製品になるほど電気料金は上がって行く傾向にあります。

一般家庭での使用量で計算した場合、通常の除湿機では月額3000~6000円程度、デオドランド機能付き除湿機の倍は月に9000円程度とかなり高額になることがわかっています。

正しい畳数のものを選びましょう

除湿機の節電が難しいのが、電気料金のプランを変更してまとめて使用するということができない点です。
例えば充電が可能なスマホやタブレット、時間を限定して使用できる洗濯機や食洗機といったものであれば、電気料金の高い昼間を避けて夜中にまとめてやってしまうという方法がとられます。

しかし除湿機の場合には季節により24時間つけっぱなしになってしまうこともよくあるので、平均的に電力量がかかってしまいます。

ですので根本的な節電対策として勧められるのが「消費電力量の少ない家電を選ぶ」ことと「必要な部屋の畳数に合ったものを使用する」という二点になります。

除湿機は女性を中心に非常に人気の高い家電製品なので、大手メーカーから数多くの製品がラインナップされています。

それらは一見同じもののように見えますが、細かく比較していくとかなり性能に違いがあり年間の電気料金にも差がついてきます。

購入の際には基本性能だけでなく年間消費電力もきちんと調べておくようにし、無駄なく使用できるタイプを選ぶことが大切になります。

また「大は小を兼ねる」とばかりに、自分の住んでいる部屋よりも大型のタイプを購入してしまう人もいるようです。
逆に大きな部屋に小さな除湿機を設置するということも間違いです。

適切なサイズのものにしないと無駄な電気量がかかってしまうことになるので、選ぶときにはサイズや建築構造を意識し適したものを探しましょう。