大学生が大幅な節約を実現するための方法
私にとってはずいぶん前の話ですが、大学生の頃には常に節約しており、やりくりに悩んだものです。
ところで、人間が生きていく中で必要な生活費で、もっともお金がかかる費用はなんでしょうか。答えは「住居費」です。理想の家計の支出割合をみても、住居費は全体の25~30%を占めています。また、住居費は固定費なので、月々かならずかかる費用。つまり、毎月必ず発生する住居費の金額を落とすことができれば、大幅かつ継続的な節約につながるということです。
そして、大学生が健康を維持しつつ節約する手段として、学生寮や学生マンションを利用するという方法があります。
学生寮・学生マンションのメリット
学生寮もしくは学生マンションのメリットは、一人暮らしの場合は住居費だけで朝夕2食分の食事がついてきたり、家具家電がついてきたりするところ。一人暮らしの体裁を整えるには、生活に必要な家具家電を揃えるためになにかとお金がかかりますが、学生寮や学生マンションには備え付けられていることが多く、健康的な食事も用意されているので、心置きなく学業やバイトに専念できます。
▷東京都立大学(首都大学東京)南大沢キャンパスに通いやすい学生マンション
学生マンションの場合、やや家賃は上がりますが、他人との共同生活に不安を感じるという場合には選択肢として挙げてもいいでしょう。また、兄弟姉妹での入居がOKなマンションもあるので、もし兄弟姉妹で同じ大学に通う場合は家賃負担を分担できるという点も大きなポイントです。
何より、大学生のうちは保護者からお金の援助を受けるという人もいるかもしれませんが、そういう場合でも学生寮・学生マンションは費用が明瞭なので、自分にとって過ごしやすい場所を探したり、生活の利便性とコストをてんびんにかけてどちらを優先するか考えやすいというメリットがあります。
学生寮・学生マンションの注意点
注意点としては、学生寮・学生マンションで生活の利便性を挙げるほど、一人暮らしの金額と大差なくなっていくところです。食事や家具がつきますし、同じ学校に通う友人を見つけやすいという点では、いくつもメリットがあります。しかし、防犯上よい場所に建っていたり、大学からのアクセスがよかったりするので、その分の金額は上乗せされています。
幸い、学生マンションの中には、夏や秋に入居できる物件もあります。自分にとって何が譲れないか、節約のためにどのような不便を妥協できるかのポイントをしっかり考えて、住む場所を選ぶようにしましょう。