転職で年収は上がるのか

保育士

年収をアップさせる転職のコツ

あるデータでは、平均年齢31歳の転職者が、転職してから年収がアップしています。平均増加額56.7万円で、最大アップ金額では440万円になるほど。転職次第では年収の増加も見込めるということですね。

そこで、今回は保育士の年収について書き綴ろうと思います。保育士は様々な業務があり、子どもの将来を担う重要な役割を果たすだけに、個人的に日本を支える専門性の高い職業だと思っています。とはいっても給与が低いため、改善を求める声をよく耳にしています。

都市部にいたっては待機児童という日本の問題も抱えており、保育園になかなか預けられない保護者も多いと思います。ニーズのある職業なので、給料は高いほうが雇用率も高くなるでしょう。転職を考えている人のうちに、保育士を視野に入れている人も多いでしょう。しかし、月の給料を考えるとなかなか足を踏みだせない、と感じる人は少なくないと思います。

社会にもニーズのある職業なので、今は国が賃金の改正を検討中のようです。ただそれを待つだけではなく、自分からアクションして、給料を上げる方法がありますので紹介していきます。

働く場所で年収が変わることも

結論から先にいいますと、私立保育園から公立保育園で転職すると、もらえる給料がグッとアップします。保育士の昇給度合いが、ほかの職業と比較して緩やかな傾向にあるため、保育士として経験を重ねるにつれて、仕事の内容に給料が見合わないと思う人もいるかもしれません。保育士は、20代の後半から実力の差がではじめる傾向にあり、仕事量が多いとそれに見合った給料がほしいものですよね。

また、私立保育のような民間保育では、大卒の初任給は21万円。30代で24万円となっており、保育士の経験を積んでからも思ったような給料がもらえることは少ないです。一方で、公立の保育では、人によって異なりますが32万円ほど給料が支払われているようで、保育士として就職、あるいは転職するなら公立の保育園が狙い目といえるでしょう。

また働くエリアによっても支払われる給料に差がでてきます。
東京都で保育士として働く場合、平均月収は21万円、最高月収は45万円となります。
一方、関東と関西のほぼ中間にあたる静岡県を例に出すと、平均月収は16.6万円、最高月収は20万円となります。

ある程度の収入を得ることが第一希望であるのなら、働くエリアについても確認するようにしましょう。

役職に就く

20代から40代まで保育士のもらえる給料に大きな変化は見られません。そのため、長年働き続けても給料の変化がないために、ほかの職業へジョブチェンジする人もいるでしょう。しかし、個人的にそれはもったいないと思います。

保育士の給料を上げるには、役職として働く方法があります。私立保育園から公立保育園へ職場環境を変えるだけでも給料が多くなりますが、役職として働いた場合も、月々の給料に大きく影響してきます。

どの会社にもいえることですが役所者として働けば、それだけ責任のある仕事を任されるため、給料に役職手当てがつきます。保育士の場合も同様で、一般社員として働いた場合と、主任保育士や施設長として働く場合では、給料が1.5倍から2倍にまで変わります。職場の環境が良いけど給料に納得できないという人は、役職者を目指して働いてみてはいかがでしょうか。