年代別ボーナスの使い方
会社員に年に2回支給されるボーナスは、普段購入しづらい大きな買い物をするチャンスです。
最近ではボーナスが出てもすぐに使わず、そのままローンの返済や貯蓄にあててしまうという人も少なくないようですが、若いうちはあまり先のことばかり心配せずもっと自由にお金を使ってもらいたいところです。
年代別にボーナスの使い道について調べたアンケートを見てみると、やはり40~50代くらいの会社員は住宅ローンの支払や子供の教育費に苦労をしているのか、返済や貯蓄に全額回すという人がほとんどです。
大きな買い物をするにしても、家電製品や家族旅行など家族全員のためになるものを選ぶ傾向が多くなっています。
一方で20~30代くらいまでの若い世代では、年配の人同様に貯蓄に回すという人が多く見られるものの、自分のために何らかの品物を購入するという割合も決して少なくありません。
具体的には男性であれば「スーツ」「時計」「趣味(自転車、バイクなど)」といったものが目立つのに対し、女性では「エステ・ネイル」「ファッションブランド品」「海外旅行」などが多く挙げられます。
また男女ともに「習い事」として英会話スクールや難易度の高い資格取得のための教材購入といったものを買う人も増えているようです。
ただ貯蓄するだけではもったいない
とはいえあまりにもパーっと使いすぎてしまうのも将来のことを考えたときには心配です。
しかし通常の給与振り込み用の普通口座にそのままお金を入れっぱなしにしておいても、つく金利は本当に微々たるものです。
そこで今後のためにボーナスを貯蓄するならば、ぜひ利用をしてもらいたいのが資産運用を兼ねた金融商品としての口座です。
もっとも安全性の高いものとしては、普通口座でまとまったお金ができたときに加入する定期預金口座です。
定期預金では1年~10年など長いスパンでその金額を下ろさないということを前提に通常の口座よりも高い金利がつくようになっているというものです。
とはいえ普通口座と比較して若干高めの金利というだけにとどまり、数千万~数億くらいの資産がある人ならばともかく数百万円程度ではついても数万円くらいにとどまります。
若干リスクは高くなりますが積極的に資産の運用をしたいということならばおすすめになるのは外貨建てでの預金口座です。
外貨預金はここ近年急激に利用者が増えており、ネット銀行などではかなり活発に預金の移行を勧めています。
外貨預金のよいところは、日本円とその国の通貨との間で発生する為替差益がつくということと、日本の銀行よりも高い金利を臨むことができるということです。
ただし外貨預金で差益が生まれても銀行に支払う手数料が発生してしまいますので、損をしない運用をするためにはよく勉強をして行うようにしましょう。