普通預金とは
ほとんどの人が、貯蓄のために銀行を利用していると思います。
うちは家でのタンス預金一筋!という人は、現代にはほとんどいないのではないでしょうか。
そもそも、サラリーマンの給与の支払い方法が今はほとんど銀行振り込みになっていますものね。
現代人は少なくとも1人1口座は普通預金口座を持っているといっても過言ではないのではないでしょうか。
さて、普通預金と一口に言っていますが、普通預金とはいったいどういった預金のことを言うのでしょうか。
普通預金とは「普通」と銘打っているだけあって、最も一般的で、広く知れ渡っている預金方法です。
普通預金は「いつでも」「好きなときに」「好きな金額を」入金したり引き出したりすることができる預金です。
定期預金などは引き出せる時期が決まっているので、ここが大きな違いになってきています。
普通預金は元本を保証してある預金です。この「元本保証」というのは元本が必ず帰ってくる
金融商品のことを言います。定期預金も元本保証商品ですが、普通預金はいつでも、
貯蓄額の上限までならいくらでも引き出せるので、より流動性の高い預金であるといえるでしょう。
普通預金に対する考え方
元本補償商品であるということは、イコールリスクがゼロの商品であるということです。
絶対にマイナスになることはない、というのが株式などの投資とは異なっています。
よいこと尽くめであるように思えますが、普通預金はその流動性の高さのため、他の金融商品に比べて非常に利子が低く設定されています。
大体の銀行においては、2012年現在、0.02%前後です。
一年間100万円を預けたとしても利子は200円、1000万円でもたったの2000円です。
なんだか少し悲しくなりますね……。
以上のことを踏まえて、普通預金について考えてみます。
普通預金に関しては、「利子については考えない」ということになります。
お金を増やすための手段ではなく、ただ、「お金を預けている」だけの手段として割り切りましょう。
また、普通預金では水道、光熱費、NHK受信料などの公共料金、家賃などの固定費の自動引き落としに使うと便利です。
クレジットカードを利用するとポイントが溜まってお得♪と考える人も多いかと思いますが、まだまだクレジットカードの利用できない固定費も少なくありません。
また、急な出費が必要になったときにはせっかくの定期預金を崩してしまうのはもったいないと思いませんか?
冠婚葬祭、病気やけがなどでの入院など、人生においてまとまったお金が必要になってくる場面が多くあると思います。
やはり普通預金には、ある程度の金額を入金しておくのが安心なのではないかと思います。
引き出し手数料も、ATMを使用したり、引き出し手数量無料の普通預金口座を開設するなどして、節約に励みましょう。引き出し手数量無料の普通預金口座は預金金額などによって開設できるか
できないかが決まってくるものがありますので注意しましょう。
「貯蓄」としてではなく、「便利なツール」として。
普通預金も賢く使っていきましょう。